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もうちょいだけ。

~~~~~~~~
「国民を安心させなくて良いのか?」
「国がこれだけ大きな怪我を負ったんですもの。一つくらいは利用させてもらわなきゃやってらんねえですの。……それにまあ、悔しいけれどベルガ王がいりゃ安心でしょうよ。だから、アンタがいる間ぐらいは大丈夫ですの」
「フ……。民主主義思想の塊の発言とは思えんな」
「奇麗事だけで国が成り立ちゃ苦労しねーですの。アンタだってよくわかってるでしょうに、ワザワザなんだってんだ、ですの」
「いやな……クク。わずか数日で随分丸くなったものだと思っただけだ」
「なっ!」
「……アヴニールの娘はお前が思っているよりも弱い人間ではなかっただろう?」
「……。そんな事、当たり前ですの。あの娘は私の自慢の妹ですもの。それを認められなかったのは、わたくしの弱さですわ」

「だから、ちょっと張り切って頼りになる所見せなくちゃなりませんのよ、私。あの子はしっかりと自分で進んでいるんですもの。少しでも助けにならなくてはなりませんの……って、こんな事言わせに来たんですの?」
「そうだ、それだけだ。俺も彼女達を助けてやりたいと考えている。ならば、意思疎通はしっかりと図っておかねばならんだろう?」
~~~~~~~~~
アークディアはシナリオを眺めながら目を細める。
リフィスの思惑にのせられ、変わり始めた世界。
彼はそれさえ悲劇にしようと、彼女らの思惑に乗ってやった。
だが、これでは困る。
物語が変わってしまう。
悲劇はこのままでは訪れない。
来るべき悲劇のために、彼は動きだす。
羽ペン一つを手に持って。
歌うように、物語を語る。
~~~~~~~~~

風は本当に世界から消えてしまったの?
……本当に?

~~~~~~~~~
あーあ。エクリナちゃんったらホントにどうしようもないねー。うくく。
ヴァルちゃんもヴァルちゃんだよー。
”彼女を殺してくれ”なんて。
「今も昔もこれからも友に思っている」なんて言ったら、彼らが乗ってくれるわけが無いじゃない。
だって彼らは”勇者”なんだよ?
アークディア様が選んだからじゃない。
彼らは、そうであるから、勇者になったのに。
あんな言葉じゃ心に響くわけが無いのにねー。
本当にみんなみんな、本心を語るのが下手っぴでお姉さん心配だー。
私みたいに、思ったようにやらなくてどうするんだろう。
リフィスはちゃんとそれが出来てたのに。出来たから死んじゃったんだけどね。
……うくく。
ちょっとだけ、見本を見せてあげなくちゃね。
楽しみにしててね、プレイヤーさん。
~~~~~~~~~

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